Sonas blog

東大発無線通信ベンチャー・ソナスのブログです。会社紹介や創業者・社員インタビューなどを通してソナスがどんな会社かをお伝えします。

【社員インタビュー】ソナスのサーバーサイドエンジニアの仕事はUNISONetとお客様の橋渡し

こんにちは。広報担当の武田です。

ソナスでは3月末から全社員が在宅にて勤務中ですが、今回は在宅勤務が始まる前に行ったサーバーサイドエンジニア・川西さんへのインタビューをお届けします。

無線通信の会社というとハードウェアや組込み系エンジニアがイメージされがちですが、その中でサーバーサイドエンジニアの仕事ややりがいとは?

ぜひ最後までお読みください!

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在宅勤務により本ブログ用の撮影ができなかったため入社当時のポートレート

UNISONetの仕組みを聞いて目から鱗が落ちた

ーソナスに入社するまでのキャリアを教えてください。

大学院に進んだ後、大学の研究員を経て関西の会社で9年半ほど研究員として働いていました。 大学では、センサ情報を活用したエンタテイメントに関する研究やセンサやアクチュエータを手軽にインターネットから利用可能にする研究などをしていて、その後の会社では、ユビキタスコンピューティングとかモバイル通信関連の研究をしていました。

ー創業者の鈴木さん・大原さんとは大学の研究室時代の仲間で、特に大原さんには最初に保育事業での起業を考えていた頃から誘われていたと聞きましたが。

研究室では、鈴木さんが3つ下、大原さんがそのさらに3つ下でした。当時から僕は趣味として自分でサーバーを立てたりしていたので、その話が印象に残っていたんじゃないですかね。最初に大原さんに保育事業へ誘われた後しばらくしてから、彼らがUNISONetで起業したことを聞いて、面白そうなことをやっているなとは思いました。

ちょうど前職で思い入れのあったプロジェクトがもうすぐ終わるというタイミングで東京に来ることがあったときに、鈴木さんから初めてちゃんとUNISONetの仕組みなどを説明していただいたんです。「新しい、すごそう」というのと、「楽しそうにやっているな」というのを感じて転職を決めました

UNISONetの仕組みについては、昔のセンサネットワークを知っている人と「同時送信フラッディング」から初めて知る人で衝撃度が全然違うんですね。僕は前者だったので、鈴木さん(からUNISONet)の説明を聞いたときには目から鱗でした

自分の入れた仕組みで自動化が進むことがこの仕事のやりがい

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2018年のソナス合宿にて。後列中央が川西さん。

―現在の業務内容について教えてください。

UNISONetは、いわばセンサのLAN(Local Area Network)とも言えると思います。それだけだとモニタリングしてデータを取っても現場に行かなければ数値を見られないんですけど、現場に行かずに遠隔からインターネットを介して確認できるように、データをクラウドに送って管理しています。そのクラウドの部分全般を担当しています。

IoTのためのクラウドは大手もいろいろやっているんですけど、UNISONetで扱う加速度のようなデータは他のIoTに比べてデータ量がすごく多いんです。一般的なIoTは例えば1分に1回温度を測ってその1個を送るだけだったりするんですけど、(UNISONetでは)1秒間に100サンプルとか多い場合には2000サンプルとかあって、しかもそれが複数点同期していて初めて意味があるデータになったりするので、1セットあたりのデータ量が何百、何千倍にもなる。それを他のIoTのクラウドサービスに上げるのは大変そうだということで自社で構築しています。

ーソナスに入社してから手掛けた業務で印象的だったりやりがいを感じたりしたことがあれば教えてください。

思い出深かった仕事の一つは、入社間もないタイミングで関わらせていただいた案件でした。振動計測システムをお客様の環境に設置させていただいたのですが、設置して数日経ったらデータがクラウドに送られてこなくなってしまって。みんなすごく不安だったのをよく覚えています。

UNISONetはインターネットに直接は繋がっていないので、ベースユニット(親機)と接続するゲートウェイがデータを読み取ってLTE回線経由でクラウドに送信しているのですが、この時はゲートウェイを設置した場所のLTEの電波が弱かったことが原因だったようです。遠隔地に設置しているとこうしたトラブルが起きても対処のしようがないのでやきもきしましたが、数週間したところでクラウドにデータが届くようになり、音信不通だった期間のデータも届いて安心しました。

LTE回線の部分はオフィスでの動作確認だけでは足りてなくて、お客様の環境によってはその辺りの調査も大事なんだなと痛感しました。LTEのドングルの位置を変えることで大きく改善することもありました。

あと、クラウドへのデータ送信ができない間、ゲートウェイはUNISONetのデータを内部に蓄積するようになっていましたが、蓄積できる量に限界があるので、データを圧縮してできるだけ長く蓄積するなどの対応を入社直後のタイミングで担当しました。この事例では、それによって数週間クラウドへの通信ができなくても耐えることができたように思います。入社したばかりで、UNISONetのことはまだわからないことだらけでしたが、ゲートウェイの処理などは自分が今まで仕事や研究、そして趣味で触ってきた技術の領域だったので、入社直後にわかりやすい形で会社への貢献を実感できた気がして、嬉しかったです。

―どんなときにやりがいを感じますか。

モニタリングしているとデータがどんどんクラウドに上がってくるんですけど、それに抜けがあったときに一つずつ手動で調べていたのが自動でできるようになったり、自分の入れた仕組みによって何か一つでも自動化されたときにはやりがいを感じますね

UNISONetの進化に負けない基盤を構築していきたい

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趣味の一つは自転車。関西での研究員時代に京都嵐山へツーリングした際の愛車ショット。

―ソナスにおけるサーバーサイドエンジニアの仕事の魅力はなんでしょうか。

ウェブ系の会社だとサーバーサイドにあるものがほぼ全てで、それ自体が商品だったりすると思うんですが、ソナスの場合あくまでもメインは無線です。(サーバーサイドは)会社の顔として前面に出る立場ではないけど、お客様が使いやすいシステムを作っていくためには必要な存在なので、UNISONetとお客様の橋渡しかなと思います。

あとは、UNISONetの可能性がまだまだ広がっていく中で、クラウド側にも複雑な機能の追加や柔軟な対応への要求が出てくるはずです。例えば、今後我々でデータを解析することなどもあるかもしれない。そういうことに対応していくのは面白いしスキルアップになると思います。

ー求められるスキルは何でしょうか?

知識としては、IPネットワークに関する基礎知識やLinuxに関する基本的な知識。また、クラウド基盤としてAWSを使っているのでAWSの基礎知識。その上で様々なサービスを構築した経験があるといいですね。ただ文字面だけの理解では(実際の業務で)困ることが多いので、(仕事としてではなく)趣味であっても、知識がある上である程度触って実際に動かした経験が必要だと思います。

プログラミング言語に関しては、まだクラウドサービスの規模も小さいので、いろんな言語で挑戦していただいて大丈夫です。僕はRubyPythonを使っています。 よりよい言語なりフレームワークがあれば、提案してもらってそれを導入していくということが可能です。どうシームレスに変えていくかは難しいところではありますが、既存のものに縛られる環境ではないですね。

ー今後、サーバーサイドとしてはどんなサービスを作っていきたいと考えていますか。

UNISONet自体が日々進化しているので、その進化に柔軟に迅速に対応できるようにしたいですね。よそのクラウドを使った方が使いやすい、とならないように、UNISONetの進化に負けない基盤を構築できる体制を整えたいです。

専門領域に留まらず興味を広げていける人と働きたい

ー川西さんが思うソナスの会社としての魅力は何でしょうか。

そう聞かれて改めて考えてみると、嫌なところが特にないですね。就業規則などもどんどんいいものに変えていきましょうというカルチャーがあって、実際に時短勤務などの提案が取り入れられていますし、もし今後自分に何かあっても対応してもらえる、嫌がらずに一緒に対応を考えてくれるだろうという安心感がありますね。

ーこれからどんな会社にしていきたい/なっていってほしいと思いますか。

個人的には、今の雰囲気のまま大きくなっていけばいいと思いますが、大きくなるとどうしてもシステム化しなきゃいけないことも増えてくると思うので、そういうときにオープンに議論して進めていく雰囲気が残っていけばいいなと思います。 あとはオフィスが山手線の西側にあるといいかな(笑)。

※編集注:川西さんは都内西部在住。

ーどういう人に入社して欲しいですか。

自分の専門に留まらず、UNISONetの特徴やお客様の業界のことも考えて、横へ横へと自分の興味を広げていける人がいいんじゃないかなと思います。まだ小さな組織なので、他の部署や業務の人との境界を曖昧に、いかに図太く入っていけるかが大切かなと。 あとは、これまでは都度全体の合意を取ることなくそれぞれが好きに開発を進めていたところがあるので、組織が大きくなっていく中で、組織だった開発、チームとしての開発体制作りを引っ張ってくれる人もウェルカムですね。

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ソナスでは、業務拡大に伴いサーバーサイドエンジニアを絶賛募集中です。 まだまだこれからの組織で、様々な業界のお客様向けの開発に携わり、成長できるチャンスがあります。 ご応募をお待ちしています!