Sonas blog

東大発無線通信ベンチャー・ソナスのブログです。会社紹介や創業者・社員インタビューなどを通してソナスがどんな会社かをお伝えします。

【社員インタビュー】技術は手段にすぎない。それを提供することで顧客が感じてくれる価値を重視したい

こんにちは。ブログ担当の武田です。

今回は、社員インタビュー第2弾としてVPoE 森田へのインタビューをお届けします。

エンジニアとして、マネージャーとして大企業とスタートアップ双方での豊富な経験を持ち合わせた森田が約一年前にソナスに入社した理由や、VPoEとしてどのように開発組織をマネージしているのかについて尋ねました。

ぜひご一読ください。

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最初の面接から自社の抱える課題を隠さず話してくれたことが印象的だった

ーまずはこれまでのキャリアについて教えてください。

学生時代は無線通信系の研究室でアンテナの制御アルゴリズムの研究をしていました。その関係で新卒では通信機器メーカーに入社して、通信機器ハードウェア設計や制御ソフトウェア設計のエンジニアをしていました。その会社は開発業務に限らず企画から製造まで全てを任せてもらえる環境だったので、日本のものづくり産業の一連の知識経験を得られたことは今でも大きな糧となっていると思います。

一方で、企画マーケティングなどビジネスを生み出すプロセスとそのために必要な技術開発の橋渡しをする役割に興味が強まり、セイコーエプソンの研究開発職に転職しました。ここでは将来の収益の柱となる事業を立ち上げるということがミッションで、主に技術面から戦略を描きつつ、具体的な要素技術の研究開発に取り組みました。いくつかの失敗もありつつ、最終的には一つの事業を立ち上げることができことがいちばん思い出深いですね。

この経験を通して、何もないところから事業を立ち上げることの楽しさをを知り、ベンチャー志向が醸成されたかなと思います。 そこで、よりスピード感があり裁量範囲の広い環境を求めてスタートアップに転職。2社経験して3社目がソナスになります。

ーソナスを志望した理由はなんですか?

ソナスの前の2社では立ち上げ初期に入って50人規模になるフェーズまで関わってきました。なので、今のソナスのステージにおいては知見や経験を持っているし、何よりこの段階のカオスな状況が好きですね。

そういう意味で興味を惹かれたというのがまずあって、あとはやっぱり尖ったコア技術を持っていて、更にそれを使って組み上げた製品やソリューションを自社で作っている点が技術者視点で見たときに興味深かったですね。

ー転職活動をする中で、他の有力スタートアップからもオファーを受けていたと聞きましたが、最終的な決断ポイントは何でしたか?

通常、採用の場では会社も候補者側も基本的には良い面を見せようとする場合が多いと思うんですが、ソナスの場合はさまざまな課題を隠さず話してくれて、またそれを解決するための人材として期待してくれているというのを感じ取ることができました。

僕自身としては、この規模の会社なら当然そういった様々な課題があるのは承知していたし、そうした課題の存在に気づいてもいないとか、気づいていても先送りして対処しようとしていない会社があるのも知っていたので、きちんと課題を捉えた上で対応する人材を採用しようとしていることにポジティブな印象を受けました。

最終的には、自分が入ってやるべきことがしっかり見えたこと、やりたいと思っていることとオファーの内容が一致していたことが大きなポイントだったかなと思います。

新しいことをやろうとしたときに「まずやってみよう」という文化がある

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森田の提案で昨年新たに導入されたチームでのタスク管理ツール "clickup"の画面

ー現在の業務内容を教えてください。

一言でいうと、開発の組織作りや開発のプロセス作りです。もう少しかみ砕くと、大きく分けて「プロダクトマネジメント」「プロジェクトマネジメント」「ピープルマネジメント」の3つになると思います。

プロダクトマネジメント」では、ビジネス視点に立って戦略を描くところ、そしてそれを実現するためのロードマップを作る。 「プロジェクトマネジメント」は、描かれたロードマップに従って実際に製品を完成させる。 「ピープルマネジメント」では、その原動力となる人やチーム作りをしています。

これらのどこか一つに軸足を置いているわけではなく、全てにおいてCTOの鈴木と一緒に進めています。

ー一貫して開発側の様々な面でのマネジメントに取り組んでいるのですね。

そうですね。僕が入社した頃は、計画立てて物事を進めるということがあまり体系立てられていない状況でしたので、まず各事業計画から必要な技術を整理し、中長期的な開発スケジュールに落とし込んでいきました。その過程で重視したのは技術視点だけに捉われず、それが完成し製品を利用してくれる顧客がどういう価値を感じてくれるかという価値面です。

その次は、それを滞りなく進めていくプロセスが必要で、そのために必要な考え方やツールを開発チームの中に導入してきました。従来は属人的に仕事を進めるスタイルだったものを、スクラム開発を基本とした、チームとして計画を達成することを重視するスタイルを目指す体制にした点が大きなポイントです。

現在は10名ほどのエンジニア組織なのでセルフマネジメントするスタイルでも仕事は十分回りますが、この先30人50人と組織が大きくなってくると必ず組織化やチームマネジメントが必要とされる場面がやってきます。過去にもその場面で苦労して組織崩壊する様子を見てきた経験もあるので、今の段階から準備しておくのは大事なことだと思っています。

ー入社してから印象に残っていることはありますか?

仕組みづくりやマネジメントという僕の仕事は、周りが協調してくれないと進まないですよね。その点、ソナスの文化として新しい仕組みを取り入れるときに、興味を持ってまずは実践してみようと考える面があり、それがすごくやりやすいですね。一つの手段である仕組みを目的意識を持って使いこなすというところまではまだ浸透していないですが、新しいことをやりやすいのは良い文化だなと感じます。

幅広いレイヤーのエンジニアが揃い、全てを自社開発しているのがソナスの魅力

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春以降は自宅リビングで仕事をするスタイルが定着
ーソナスの開発組織やその特徴について教えていただけますか。

UNISONetというコア技術を基に製品やサービスまで自社開発しているので、それぞれの技術レイヤーに必要なスキルを持ったエンジニアが活躍しています。

大きく分けて、コアとなるUNISONet無線技術開発を担うエンジニア、その技術を使った自社製品の開発を担うエンジニア、そしてクラウドを利用したシステムやサービス開発を担うエンジニアの3つのレイヤーに分けられるかと思います。

このような幅広いエンジニアが揃い、全てを自社開発しているというのはエンジニアから見ると魅力的なところじゃないかなと思いますね。専門領域以外にも知識や経験が身につきます。

例えば、組み込み技術のスペシャリストになるというのも一つのエンジニア像ではあるんですけど、ビジネスに繋げていくためには周辺の技術も知っていなきゃいけないし、逆に自分の専門知識やスキルをチームにインプットもしていかなきゃいけない。自分の勉強にもなるし他のエンジニアに対して自分の知識を共有しながらものづくりに関われるのは良い環境だと思います。

ーそのように幅広いエンジニアが必要な開発内容で、優秀なエンジニアの採用が重要になってくると思います。現在、開発側ではサーバーサイドエンジニアとQAエンジニアを急募していますが、それぞれどんな仕事内容になりますか。

ソナスでは構造物や社会インフラ設備向けの無線振動計測や工場設備の稼働監視などの産業領域でUNISONetを利用したIoTソリューションを提供しています。このような産業領域で扱われるデータの管理・分析・可視化といった機能を提供するサービス基盤を開発していくのがサーバサイドエンジニアです。サービス開発に関わりますので、お客様がデータにどういった価値を求めているかの顧客視点を持っていることが重要です。

一方のQAエンジニアは開発チームの一員として設計段階から品質担保に必要な情報を整理しつつ開発チームの成果物を品質向上に導く仕事になります。現状、品質保証を専任で担うチームは社内にありませんのでそういった組織の立ち上げなども期待している部分です。

ーエンジニアの面接なども担当されていますが、スキル以外の面ではどんな人と働きたいと思いますか?

チームでのものづくりという観点で言うと、純粋に技術を突き詰めていくというのももちろん大事ではあるんですが、やっぱり小さい会社で全て自社内で開発をしているので、自分たちが作るものでお客さんにどういう価値を感じてもらえるかというところを考えてものづくりができる人ですね。そういう感覚や考え方を持っている人が活躍できる場だと思います。技術は手段でしかないので、その手段をどういった目的のために使うのかを考えて、最善な手段を選ぶ術をもっているかというのは、世の中一般的に見ても活躍できる要素だと思います。

ーともすると「いかにすごい技術か」ということにばかり意識がいきがちなハードテック系のスタートアップにおいて「技術は手段でしかない」というのは個人的に新鮮なフレーズでした。

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自宅からほど近い多摩の山にて

ーでは、折角なので最後に森田さんのパーソナルな部分についても少し聞かせてください。コロナの影響で在宅勤務がすっかり定着しましたが、今はどんなスタイルで働いていますか?

僕は通勤時間が長い(※福生市在住)ので、今までは19時に会社を出ても家に着くのは21時過ぎ。ちょっと遅くまでオフィスに残ると22時とか23時に帰宅という感じで、当然夕食の家族団らんには間に合わない生活を送っていました。それが一緒に食事をできるようになったという変化は大きいですね。往復で下手すると4時間ぐらい違いますからね。

コロナが終息しても働き方を選べる制度が整備されたので、今後も在宅でできる範囲は在宅で働けたらと思っています。でも、私の仕事は自分だけの仕事というよりは、みんなで進めていくところも大きいので、集まれる状況になればそういう機会は作っていきたいと思っています。

ーVPoEの業務はひたすらPCに向かう作業が多いと思いますが、疲れたときはどんな方法でリフレッシュしているんですか?

ロードバイクが好きで、自宅からちょっと走れば奥多摩の山があるので自転車でよく走りに行きます。地図を見て行ったことのない峠道があると行ってみたりして、ひーひー言いながら山を登るのが好きですね。

ーそういえば、ソナスでは入社1年目の誕生日にはプレゼントが贈られるのですが、森田さんへのプレゼントはソロキャングッズでしたね。アウトドア派というのは普段のクールなイメージからは意外でした。

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